本文と出典のリンクに広告リンクはありません。比べているカラーミーショップの運営会社(GMOペパボ)が、このサイトの上部バナー「ロリポップ!AIエージェントクラウド」の会社と同じなので、このページには上部バナーを置いていません。ページ下部には、サイト共通の弥生のバナー広告があります。詳しくは末尾の広告表示についてに書きました。
- 表1の4段階(月商100万円まで)では、負担額が最も小さいのはSquareのフリーです。月額0円で、決済手数料が3.6%と他社の月額プラン並みに低いためです(料金ページに税の表記がなく、手数料に消費税が別にかかる場合は、月商100万円で月額プランと並びます)。その代わり、フリーでは自分のドメイン(独自ドメイン)が使えないなど、料金以外の制限があります(6社それぞれの節、表3)。
- BASE・STORES・カラーミーの月額0円プランは、月商20万円に届く前に、他社の月額プランのほうが安くなります。Squareの手数料に消費税がかからない場合、最初に抜くのはどれもSquareのプラスで、BASEのスタンダードは月商82,236円、カラーミーのフリーは93,750円(手数料に消費税がかかる場合78,125円)、STORESのフリーは163,157円を超えたところからです。1件5,000円・カード払い・年払いの場合の額で、単価が安い店ほどBASEの逆転は早く来ます(逆転点の一覧、単価が安い店)。
- 同じサービスの中でプランを上げる分かれ目は、カラーミーが月商13万円前後、STORESが17万円前後、BASEが37万円前後です。BASE・STORES・カラーミー(フリーのみ)には、ネットで売る店に求められる住所などの表示(特商法表記)で自宅の住所を出さずに済む設定があり、どれも個人であることなどが条件です。カラーミーはレギュラーに上げるとこの設定を使えなくなります(住所と電話番号)。
- 月商100万円では、月額3,000〜5,000円台の4プランが4万円弱に並び、Square以外の月額0円プランは5万5千〜7万4千円になります(表1)。
- お店のレジと在庫をネットと一緒に管理したいなら、料金表より先にSquareかSTORESを見ます(実店舗のレジと在庫)。
- SNSなどで自分でお客さまを呼ぶ見込みがまだないなら、この6社より先にモールへの出店を考えます(モールに出店する場合)。
月商3万・10万・30万・100万円で、月にいくら引かれるか
計算の前提は次のとおりです。
- 売上はすべて国内のクレジットカード決済で、1件5,000円(月商3万円なら6件、100万円なら200件)
- 「5.5%〜」のように「〜」付きで表示されている率は、下限の値で計算した。条件によっては上がる場合がある
- 売上の振込は月1回。振込手数料は、サービスが預かった売上を自分の口座へ移すときにかかる費用
- 月額は、年払いがあるプランは年払いの月あたりの額。MakeShopだけは1か月契約の額。年払いは1年分の前払いで、途中でやめても返金されないサービスがある
| サービス・プラン | 月商3万円 (6件) |
10万円 (20件) |
30万円 (60件) |
100万円 (200件) |
|---|---|---|---|---|
| BASE スタンダード | 2,470 | 7,650 | 22,450 | 74,250 |
| BASE グロース(年払い) | 17,700 | 19,730 | 25,530 | 45,830 |
| STORES フリー | 1,925 | 5,775 | 16,775 | 55,275 |
| STORES スタンダード(年間契約) | 4,655 | 7,175 | 14,375 | 39,575 |
| Shopify Basic(年払い)※1 | 4,715 | 7,200 | 14,300 | 39,150 |
| カラーミーショップ フリー※2 | 2,160 | 7,200 | 21,600 | 72,000 |
| カラーミーショップ レギュラー | 5,970 | 8,350 | 15,150 | 38,950 |
| MakeShop プレミアム(1か月契約)※3 | 16,357 | 18,590 | 24,970 | 47,300 |
| Square フリー※4 | 1,080 | 3,600 | 10,800 | 36,000 |
| Square プラス(年払い)※4 | 4,455 | 6,975 | 14,175 | 39,375 |
- ※1 公式の料金ページに税の表記がない。消費税が別にかかる場合は各欄に365円が加わる。
- ※2 決済手数料「6.6%+30円」は公式の表示どおり税抜。
- ※3 決済手数料のうち消費税の課税対象になる分の税は含まない(公式の注記による)。
- ※4 公式の料金ページに税込・税抜の表記がない。決済手数料に消費税が別にかかる場合、フリーは月商100万円で39,600円になり、月額プランと並ぶ。
表の並びはサービスごとで、安い順ではありません。各列で最も小さい額を太字にしました。月商10万円の欄を見ると、Square以外の月額0円のプラン(5,775〜7,650円)と、月額3,000円台のプラン(6,975〜7,200円)が近い額に並んでいます。逆転点がこのあたりにあるためで、ここから売上が増えると月額プランが、減ると月額0円のプランが有利になります。
月商100万円の欄では、月額プランの4つ(STORES スタンダード、Shopify Basic、カラーミー レギュラー、Square プラス)の差は月1,000円未満です。ここまで来ると料金では決まらないので、定期便・会員向けの機能・外部サービスとの連携など、使いたい機能が標準で付くか、アプリ代がかかるかで選びます。この記事は機能を比べておらず、月商100万円を超える場合と上位のプラン(Shopify Grow以上、カラーミー ラージ以上、MakeShop エンタープライズ、STORESの月商150万円以上の料金)も試算に入れていません。範囲の外では、月商200万円台から率の低い月額プランのほうがSquareのフリーより安くなります(BASE グロースは約240万円、カラーミー レギュラーは約247.5万円から)。
計算式と、表に入れなかった費用
各欄は「月額+月商×決済手数料などの率+件数×1件ごとの固定額+振込にかかる費用」で出しました(月商をS、件数をnと書きます)。
- BASE スタンダード: S×(決済手数料3.6%+サービス利用料3%)+40円×n+振込手数料250円。1件5,000円なら40円は売上の0.8%なので、S×7.4%+250円と同じです。
- BASE グロース: 16,580円+S×2.9%+250円。サービス利用料は0円で、1件ごとの固定額は公式の料金ページに記載がありません。月払い(19,980円)なら各欄に3,400円が加わります。
- STORES フリー: S×5.5%+振込手数料275円。
- STORES スタンダード: 3,300円+S×3.6%+275円。月額契約(3,960円)なら各欄に660円が加わります。
- Shopify Basic: 3,650円+S×3.55%(Shopifyが自社で提供する決済「Shopifyペイメント」の国内カードの率)。月払い(4,850円)なら各欄に1,200円が加わります。入金手数料は公式ヘルプに記載がないので0円としました。
- カラーミーショップ フリー: S×6.6%+30円×n。1件5,000円ならS×7.2%です。
- カラーミーショップ レギュラー: 4,950円+S×3.4%。
- MakeShop プレミアム: 13,750円+クレジットカード決済の月額1,650円+S×3.19%。12か月契約(月あたり12,375円)なら各欄から1,375円が引かれ、100万円の欄は45,925円です。
- Square フリー: S×3.6%。プラス: 3,375円+S×3.6%で、月払い(3,780円)なら各欄に405円が加わります。振込手数料はSquareが負担する(0円)と公式ヘルプにあります。
税の扱いは、公式の表示のまま計算しています。カラーミー フリーの手数料全体に消費税がかかるとして×1.1にすると、4つの欄は2,376円・7,920円・23,760円・79,200円です。どの部分が課税対象かは公式ページから読み取れなかったので、表は表示どおりの額にとどめました。
表に入れていない費用は次の5つです。
- 初期費用: BASE(両プラン)・STORES フリー・カラーミー フリー・Shopifyは0円、カラーミー レギュラーは3,300円、MakeShop プレミアムは11,000円です。1年でならすと、レギュラーは月275円、MakeShopは月約917円の上乗せになります。
- Shopifyのアプリ代: 足りない機能をアプリで足すと、その分が月額に乗ります。何を入れるかで額が大きく変わるため、試算には入れていません。
- カラーミーとMakeShopの振込手数料: 額は確認できていません(契約前に確かめること)。
- キャンペーン: 期間限定の割引やポイント還元は、終わる日が分からないものがあるため入れていません。
- 送料: 店が配送会社に払う額は入れていません。配送サービスとの連携や割引運賃の有無も、この記事では比べていません。
カード以外で払われる分は率が変わります。
- BASE: PayPay・Amazon Pay・PayPalで1%が加わる
- STORES: PayPal・ペイディ・atone・楽天Pay・PayPay残高・Amazon Pay・キャリア決済は、フリーで6.5%、スタンダードで4.6%
- Shopify: Shopifyペイメントでも海外のカードとAmexは3.9%(Basic)。Shopifyペイメント以外の決済サービスを使うと、Basicでは取引ごとに2%の手数料が別にかかる
- カラーミー: PayPayはレギュラーと上位のラージプランで月2,200円+3.45%
- MakeShop: Amazon Payが3.9%、PayPayが3.45%、ペイディとatoneが3.5%
- Square: 料金ページに書かれている決済手段は大手クレジットカードとSquare Payだけで、コンビニ払い・後払い・PayPayの記載はない
STORESのサイト全体の料金ページ(stores.fun/pricing)にある「2.48%〜」「1.98%〜」は、お店での決済も含めたパッケージの率で、ネットショップの率とは別です。
比較表2の逆転点は、2つのプランの負担額が同じになる月商で、「月額の差÷率の差」で求めました。振込手数料のように売上に関係なくかかる額は、月額の差に含めています。たとえばBASE スタンダードからSTORES スタンダードへの乗り換えなら、(3,300+275−250)÷(7.4%−3.6%)=87,500円です。
月額プランのほうが安くなる売上の一覧
求め方は計算式と、表に入れなかった費用の最後に書きました。
| 今のプラン → 比べる月額プラン | この月商を超えると右が安い |
|---|---|
| BASE スタンダード → Square プラス | 82,236円 |
| BASE スタンダード → STORES スタンダード | 87,500円 |
| BASE スタンダード → Shopify Basic | 88,311円 (月額に消費税が別にかかる場合97,792円) |
| カラーミー フリー → Square プラス | 93,750円 (手数料に消費税がかかる場合78,125円) |
| カラーミー フリー → カラーミー レギュラー | 130,263円 (手数料に消費税がかかる場合109,513円) |
| STORES フリー → Square プラス | 163,157円 |
| STORES フリー → Shopify Basic | 173,076円 (月額に消費税が別にかかる場合191,794円) |
| STORES フリー → STORES スタンダード | 173,684円 (月額契約なら208,421円) |
| BASE スタンダード → BASE グロース | 368,444円 (月払いなら444,000円。上げると契約期間中は戻せない) |
| Square フリー → Square プラス | 逆転しない (率がどちらも3.6%) |
1円未満は切り捨て、右の金額を1円でも超えた月から月額プランのほうが安くなる、という読み方です。年払い・年間契約の額で計算し、カッコ内に別の払い方や税の扱いで変わる場合を書きました。
BASE スタンダードの逆転が早いのは、決済手数料3.6%にサービス利用料3%が重なり、1件40円も乗るからです。同じBASEのグロースで元が取れるのは37万円前後からなので、その手前で他社に乗り換えるかどうかは、商品の登録やお客さまへの案内をやり直す手間との比べ合いになります。この手間は表の額に出てきません。
カラーミーで自宅の住所を出したくない人は、レギュラーに上げる前に住所と電話番号の節を読んでください。Squareはプラスの決済手数料がフリーと同じ3.6%で、3.3%になるプレミアム(年払いで月あたり9,180円)でも、フリーより安くなるのは月商306万円からです。Squareで有料プランに上げる理由は、手数料ではなく独自ドメインやロゴを消すことのほうにあります。
月商2万円台までのBASEと、単価が安い店
BASEは売上を引き出すときに申請が要り、申請額が2万円未満だと振込手数料250円に事務手数料500円が加わります。月1回まとめて申請する場合、申請できる額(売上からBASEの手数料を引いた額)は1件5,000円の前提で月商の92.6%なので、月商21,598円以下の月は500円がかかる計算です。売上金を申請せずに置いておける期限を確かめたうえでなら(契約前に確かめること)、売上の少ない月は申請を見送り、2万円を超えてからまとめて申請して500円を避けられます。表1の4段階はどれも2万円を超えるので、500円は入っていません。
1件ごとに固定額があるBASE スタンダード(40円)とカラーミー フリー(30円)は、商品の単価が安いほど率が上がります。1件2,000円のアクセサリーを売る店なら、BASE スタンダードは40円が売上の2%にあたり、合計8.6%です。この場合、BASEのグロースが安くなるのは月商290,877円を超えてから、STORES スタンダードに抜かれるのは66,500円を超えてからで、どちらも1件5,000円の場合より早く来ます。
売上が口座に入る日、独自ドメイン、店の住所
月にいくら引かれるかと同じくらい、商売の回し方に効くのが「売れたお金がいつ口座に入るか」です。月末締め・翌月末払いのサービスだと、10月1日に売れた分が入るのは11月末で、約2か月後になります。仕入れの代金を先に払う商売では、売上が伸びるほど手元のお金が足りなくなりやすいので、表1の額と合わせて見ておきます。
| サービス | 売上が口座に入る日 | 振込にかかる費用 | 独自ドメイン | 住所・電話を運営会社のものにする設定 |
|---|---|---|---|---|
| BASE | 申請から10営業日。有料の「お急ぎ振込」(1.5%)と「最速振込」(3%、最短当日)あり | 振込手数料250円。申請額2万円未満は事務手数料500円も | 使える(「独自ドメイン App」。shop.example.com のようなサブドメイン形式のみ。料金はヘルプに記載なし) | あり。区分が「個人」のショップのみ |
| STORES ネットショップ | 月末締め・翌月末(1万円以上の場合)。有料の「スピードキャッシュ」(スタンダード1.5%、フリー3.5%。どちらも別途振込手数料275円)で最短翌日 | 振込手数料275円。1万円未満でも振り込む設定なら事務手数料275円も | フリーは不可、スタンダードは可 | あり。プランを問わず、個人・個人事業主 |
| Shopify | 決済から5営業日。最低入金額5円 | 公式ヘルプに記載なし | 全プランで使える。Shopifyでドメインを買えるのは有料プランのみ | 公式ヘルプに記載なし |
| カラーミーショップ | 月末締め・翌月末。早期入金(月額2,200円+0.5%)で翌月15日 | 今回確認できず | 全プランで使える | あり。個人でフリープランを使う場合のみ |
| MakeShop | クレジットカードは月末締め・翌月末。即日売上入金(1.5%、利用実績3か月以上などの条件あり) | 今回確認できず | 使える(費用は今回未確認) | 公式に記載なし |
| Square オンラインビジネス | 三井住友銀行・みずほ銀行の口座は翌営業日、ほかの銀行は水曜締め・同じ週の金曜(公式ヘルプの決済全般の説明で、ネットショップの売上も同じかは記載なし)。即時入金(1.5%)あり | 0円(Square負担) | フリーは不可。プラス以上で可 | 今回確認できず |
STORESの1万円未満の売上は、「10,000円以上で振込」の設定なら翌月以降に繰り越され、「10,000円未満でも振込」の設定なら翌月末に振り込まれて振込手数料と事務手数料がかかります。Squareのプラスには、Squareで取る標準価格のドメインの1年分の無料枠が付きます。
独自ドメイン(自分で持つアドレス)を使わない場合、店のアドレスは運営会社のアドレスの一部になります。後から独自ドメインに移ると、検索エンジンでの評価やお客さまのブックマークを引き継ぎにくいので、使うかどうかは最初に決めておくほうが楽です。ドメインそのものの取り方と年間の費用は独自ドメイン取得サービスの比較で扱っています。
自宅の住所と電話番号を出したくない場合
ネットで物を売る店は、特定商取引法(特商法)に基づいて、事業者の氏名・住所・電話番号などを表示する決まりがあります。自宅で作ったものを売る個人にとっては、自宅の住所がそのまま載ることになります。以下は各社の公式情報と消費者庁の説明をまとめたもので、法的な助言ではありません。
サービスの機能で、運営会社の住所・電話を代わりに出せるのは3社で、どれも条件付きです。
- BASE: 区分が「個人」のショップだけが使え、法人のショップは使えません。BASEの住所・連絡先が表示されます。本当の住所などの入力は必要で、返品やトラブルのときは購入者に開示が必要とされています。Ameba Owndと連携したショップは対象外です。
- STORES: プランを問わず、個人・個人事業主が使えます。STORESを運営するヘイ株式会社の所在地・電話番号が表示され、購入者から求められれば開示する場合があります。この説明は2022年5月の公式マガジンの記事によるものです。
- カラーミーショップ: 個人がフリープランを使う場合だけです。GMOペパボの住所・電話番号が表示され、設定画面で無料で切り替えられます。レギュラーに上げた時点でこの設定は使えなくなります。比較表2のカラーミーの逆転点を超えても住所を出したくない場合は、フリーに残る、プランを問わず設定があるSTORESへ移る、下に書く「請求があれば開示する」表示で省略する、のどれかになります。
Shopifyの公式ヘルプには、代わりの住所を出す機能の記載がなく、テンプレートに自分で書く形です。MakeShopも機能の記載はなく、公式マガジンでバーチャルオフィス(住所を借りるサービス)との提携を案内しています。バーチャルオフィスの住所で足りるかどうかは、下の消費者庁Q&Aの条件にかかわります。
サービスの機能とは別に、消費者庁の通信販売の説明では、請求があれば遅滞なく提供する旨を表示し、そのための措置をとっていれば、氏名・住所・電話番号の表示を省略できるとされています(返品のルールなどは省略できません)。省略しても、購入者から請求があれば本当の氏名・住所・電話番号を伝える必要があり、購入者に知られなくなるわけではありません。
消費者庁のQ&Aでは、ショップ作成サービスなどの運営会社の住所・電話番号を表示してよいのは、取引がそのサービス上で行われ、運営会社が合意し、運営会社が出店者本人の現住所と電話番号を把握している、という3つの条件を満たす場合とされています。この問いは個人事業者からのもので、バーチャルオフィスの住所を表示する場合も同じ条件だと書かれています。また、表示した住所や電話番号で連絡が取れなければ、表示の義務を果たしたことにはならないとされています。BASE・STORES・カラーミーの機能は運営会社の住所・電話番号を表示する形のもので、各社がQ&Aの条件をどう満たしているかは、各社のヘルプと消費者庁のQ&Aで確かめます。
実店舗のレジと在庫をネットとまとめる
お店を持っていて、ネットでも同じ商品を売る場合に困るのは、店で売れた商品がネットではまだ在庫ありのまま表示されることです。
- Square: オンラインビジネスの料金ページに、全プランで店頭とオンラインの注文と在庫数を同期すると書かれており、商品数にも上限がありません。フリーのまま使えるので、店のレジがSquareなら最初に試す候補です。
- STORES: お店のレジ「STORES レジ」との在庫連携があります。必要なプランとレジ側の月額は契約前に確かめることに入れました。レジの料金と機能は小規模店舗向けPOSレジの比較にまとめています。
- Shopify: 「Shopify POS」というレジの仕組みもあります。
Airレジやスマレジなど、ほかのレジとネットショップの在庫連携は、この記事では調べていません。ほかのレジを使っている店は、そのレジがどのネットショップと在庫をつなげられるかを先に調べたほうが、選び直しが少なく済みます。
6社それぞれの得意と、選ばないほうがよい場面
BASEは、月額0円のスタンダードから同じサービスのグロースへ上げる道筋が1つのサービスで完結し、BASEで作られたショップで買い物できる買い手向けアプリ「PAY ID」もあります。避けたいのは、売上の波が大きい店がグロースに年払いで上げる場合です。グロースへは申し込んだ時点で切り替わりますが、スタンダードに戻せるのはグロースの契約期間が終わってからなので、上げた後に売上が落ちても1年は月16,580円の負担が続きます。スタンダードの率はカラーミー フリーと並んで最も高く、売上を引き出すたびに申請も要ります。
STORES ネットショップは、月額0円のプランの中では率が低く(5.5%)、個人・個人事業主ならプランを問わず住所の非公開設定が使えます。PayPalや後払いなどで払われる割合が多い店は、率が1ポイント上がるので表1より負担が増えます。年間契約は期間の途中で解約しても返金がなく、月商が150万円以上になると料金は相談、決済手数料は2.9%〜とされています。
Shopifyの負担額は、4つの月額プランが数百円差でほぼ並ぶ中の1つです。入金は決済から5営業日と早いほうで、最初の3日間は無料、その後の3か月は月額150円で試せます(2026年10月6日時点の公式表示)。合わないのは、Shopifyペイメント以外の決済を使いたい店と、Basicのままスタッフにも管理画面を使わせたい店です。Basicではスタッフのアカウントを追加できず、表に入れていないアプリ代は選ぶ機能しだいで増えます。
カラーミーショップのレギュラーは、月商100万円の欄でSquareのフリーに次いで低い額です。ただし、Squareの手数料に消費税が別にかかる場合はこの順番が入れ替わります。レギュラーと上位のラージプランは30日間無料で試せます。フリーは、決済サービス「カラーミーペイメント」に申し込み、審査を通ることが利用の条件だと2021年の発表にあります。
MakeShopは、この記事の試算の範囲(月商100万円まで)では、月額の高さを率の低さで取り返せません。カラーミーのレギュラーと比べると、MakeShopが安くなるのは月商約498万円からの計算です。登録できる商品数はプレミアムで10,000点、上位のエンタープライズ(月55,000円〜)で50,000点なので、10,000点を超える品数を扱う店はプレミアムでは収まりません。機能の比較はこの記事ではしていないので、MakeShopを選ぶ理由があるとすれば、15日間の無料体験で確かめる機能の側にあります。
Square オンラインビジネスは、店のレジもSquareなら在庫をまとめられ、入金も店頭の決済と同じ扱いなら翌営業日か週1回です。コンビニ払いや後払いで買いたいお客さまが多い店は、そうした払い方が料金ページに書かれていない点を先に見ておきます(カード以外で払われる分)。フリーでは独自ドメインが使えずSquareのロゴも消せないので、自分のアドレスで売るならプラス以上です。税の表記や住所の非公開設定など、契約前に確かめることの項目は他社より多くなります。
運営会社は、カラーミーショップがGMOペパボ(ロリポップ!やムームードメインと同じ会社)、MakeShopがGMOインターネットグループの連結子会社のGMOメイクショップです(このサイトの広告との関係は広告表示について)。
モールに出店する場合、ホームページのついでに売る場合
楽天市場、Amazon、メルカリShops、minneのようなモールやマーケットプレイスは、すでに買い物客が集まっている場所に商品を並べる形です。この記事の6社は自分の店を1つ作る形で、店にお客さまを呼ぶのは基本的に自分の仕事になります。モールは出店料や販売手数料の体系が違うので、表1の額とは比べられません。モールの料金と、BASEのPAY IDのような各サービスの送客機能の効果は、この記事では比べていません。SNSやブログでお客さまを呼べる見込みがあるなら自分の店、見込みがなければモールから始める、という分け方がKOB_BLOG編集部の目安です。
売るよりも、店やサービスの紹介が中心で、少しだけ商品も売りたい場合は、Wixなどのホームページ作成サービスも候補になります。こちらはノーコードHP作成サービスの比較で扱っています。
契約前に確かめること
- BASE: 売上金を申請せずに置いておける期限は今回確認していません。少ない月の申請を見送る使い方をするなら、期限をヘルプで調べておきます。独自ドメイン Appの料金も見ておきます。
- STORES: 住所の非公開設定が法人で使えるかは、2022年の記事以降の公式ヘルプで確かめます。STORES レジと在庫をつなぐのに必要なプランとレジ側の月額、スタンダードの初期費用も、同じ機会に料金ページで見ます。
- Shopify: 使いたい機能がBasicの標準機能にあるか、アプリが要るかを3日間の無料期間で洗い出し、アプリの月額を足して比べ直します。月額に消費税がかかるかどうかで、比較表2の逆転点が変わります。店のレジとつなぐなら、Shopify POSの料金と在庫連携の条件も見ます。
- カラーミーショップ: 振込手数料、契約期間(3・6・12か月)ごとの月額の違い、フリーの手数料にかかる消費税の扱い、住所の非公開設定を使ったときに購入者へ住所などを開示する扱いを問い合わせます。初期費用無料とポイント還元のキャンペーンが出ていましたが、終了日が書かれていないので、申し込む日の条件を見ます。
- MakeShop: 振込手数料と、独自ドメインの費用を問い合わせます。
- Square: 料金が税込か税抜か、初期費用があるか、ネットショップの売上も翌営業日・週1回の入金になるか、特商法表記で住所・電話を非公開にする方法があるかを、Squareのサポートに聞きます。
- 年払い・年間契約の途中解約: 途中でやめたときに返金されるかを見ます。STORESは返金なしです。ほかの会社は各社の規約で確かめます。
- 決済の審査: 決済を使い始めるのに審査があるかを聞きます。カラーミーのフリーは審査があります。
- 特商法の表記: 自分の店で住所の省略や運営会社の住所の表示ができるかは、消費者庁の通信販売の説明と広告表示のQ&Aを読み、迷う場合は専門家に相談します。
- 販売の許可と出品できない商材: お酒・食品・中古品などは、どのサービスを使うかとは別に、販売の許可や届出が要る場合があります。売りたい商品が各社の規約で出品できない商材に当たらないかも、申し込む前に読みます。
- どのサービスでも: 乗り換えるときに、商品データとお客さまのデータをファイルで取り出せるかを聞いておくと、比較表2の逆転点を超えたときに動きやすくなります。
まとめ
最初にやることは、先月の売上(まだ売っていなければ、売れそうな件数×単価)を比較表2の金額と並べてみることです。逆転点より下なら月額0円のプランで始め、超えたら月額プランを無料期間で試します。プランの月額が0円のまま独自ドメインを使えて住所も出さずに済むのは、個人のショップならBASE(サブドメイン形式。条件は表3)とカラーミーのフリーです。店のレジとつなげたいなど、ほかの条件があれば比較表3の列で候補を絞ります。
出典
- BASE: 料金プラン/振込申請・振込手数料・事務手数料(ヘルプ)/独自ドメイン(ヘルプ)/特定商取引法に基づく表記の住所・電話番号の非公開(ヘルプ)/PAY ID
- STORES: ネットショップの料金/ネットショップの紹介(振込・独自ドメイン・在庫連携)/STORES全体の料金(店舗決済を含むパッケージ)/特商法表記の住所・電話番号を非公開にする方法(公式マガジン、2022年5月10日)/売上の振込方法(公式マガジン、2026年8月3日更新)
- Shopify: 料金プラン(独自ドメインの記載を含む)/Shopifyペイメントの入金のタイミング(ヘルプ)/日本で販売する場合の法的なポリシー(ヘルプ)
- カラーミーショップ: トップ/料金プラン/カラーミーペイメント(早期入金を含む)/銀行振込(バーチャル口座)の機能ページ(フリープランの決済手数料の記載)/特定商取引法に基づく表記の機能/GMOペパボのフリープラン提供開始の発表(2021年5月13日)
- MakeShop: 料金プラン/MakeShop ペイメント/即日売上入金/運営会社/マニュアル(注文・契約)/公式マガジン(バーチャルオフィスの案内)
- Square: オンラインビジネスの料金プラン(決済手段の記載を含む)/入金方法(ヘルプ)
- 消費者庁: 通信販売/広告表示に関するQ&A(Q18)
- 関連記事: 独自ドメイン取得サービスの比較/小規模店舗向けPOSレジの比較/ノーコードHP作成サービスの比較
確認日: すべて2026年10月6日。金額と率は各社の公式ページの表示どおりで、税抜の表示は表1の※2(カラーミー フリーの決済手数料)です。税の表記がないのは、Shopifyの月額(※1)とSquareの料金(※4)のほか、STORES フリーの決済手数料、BASEの振込・事務手数料、Shopifyペイメントの手数料で、表示額のまま計算しました。
広告表示について
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本文と出典に載せたBASE、STORES、Shopify、カラーミーショップ、MakeShop、Square、消費者庁へのリンクはすべて通常のリンクで、アフィリエイトリンクは含まれていません(楽天市場、Amazon、メルカリShops、minne、Wixは名前を挙げただけで、リンクはありません)。並び順と評価は広告と関係なく決めています。今後どこかの会社と提携しても、それを理由に結論は変えず、提携した場合はこの欄と冒頭の表記を書き直します。