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小規模事業者向け顧客管理・ポイント施策SaaS比較 2026|Square ロイヤルティ・LINE公式アカウント・スマレジを課金の仕組みで比べる

紙のポイントカードを配っているが、「なくしました」と言われるたびに再発行している。何枚配って何枚使われたかは分からない。そもそも常連さんが月に何回来ているのかも、記憶でしか把握していない——。小さなお店ほど、ポイント施策は「やっているけれど効果が測れない」状態になりがちです。

更新日
2026年10月1日
カテゴリ
店舗・サービス業

この記事を書いた人

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SaaS・業務ツール選びで「公式サイトを何枚開いても決め手がない」ともどかしさを感じてきた一人として、KOB_BLOGを個人で運営しています。良い点だけでなく合わない点も書くこと、公式情報を自分の目で確認することを大切にしています。

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本記事は独立した立場で作成しています。紹介する情報の中にはアフィリエイトリンク(成果報酬型の広告リンク)を含む場合がありますが、提携の有無や報酬額を理由に評価や順位を変えることはありません(詳細は記事末尾にも記載しています)。

この記事では、ポイントやスタンプをデジタルで扱えるサービスを3つ取り上げ、課金の仕組みの違いを中心に比較します。価格は2026年10月1日に各社公式情報を再確認したものです(確認できなかった項目は、本文・表中にその旨を記載しています)。

ロイヤルティプログラムとは

来店回数や購入金額に応じてポイントやスタンプを付与し、一定数たまると特典を受けられる仕組みのことです。「ポイントカード」「スタンプカード」のデジタル版と考えると分かりやすくなります。目的は新規客の獲得ではなく、すでに来てくださった方にもう一度来ていただくことです。


紙のポイントカードで起きていること

1. お客様が紛失する
最も多い問題です。「なくしました」と言われたとき、押した数を確認する手段がありません。結局、お客様の申告どおりに再発行することになります。

2. 集計ができない
何枚配って、何枚が特典まで到達したか。紙では把握のしようがありません。 つまり、施策の効果が測れないまま続けていることになります。

3. 有効期限の運用が曖昧になる
期限を印字していても、実際には個別の判断になりがちです。お客様ごとに対応が変わると、不公平感が生まれます。

4. 財布に入れてもらえない
カードが増えすぎて、持ち歩いてもらえない。来店時に「持ってくるのを忘れた」と言われる。

5. 印刷と管理の手間
カードの発注、デザイン更新、在庫管理。細かいけれど、確実に手間です。


比較表:顧客管理・ポイント施策SaaS 3サービス

2026年10月1日に各社公式情報を再確認した内容です(表中「税込/税抜不明」「要問い合わせ」「要確認」とした項目を除く)。

顧客管理・ポイント施策SaaS 3サービスの比較表
Square ロイヤルティLINEショップカードスマレジ プレミアムプラス
提供元Square(スクエア)LINEヤフー株式会社株式会社スマレジ
位置づけPOSレジに連動するポイントプログラムメッセージ配信サービスに付属するポイント機能POSレジの上位プランに含まれる顧客・ポイント管理
課金の考え方来店回数に応じた従量制メッセージ配信数に応じたプラン制月額固定制
料金月額 2,000円(前月のロイヤルティ来店数 500回まで)/8,000円(1,500回まで)/12,000円(10,000回まで)。10,000回超は要問い合わせ(税込/税抜不明)コミュニケーション 0円(月200通)/ライト 5,000円(税別、月5,000通)/スタンダード 15,000円(税別、月30,000通、超過分は月20万通まで3円/通、20万通超は2.5円/通・税別)月額 8,800円(税込、1店舗あたり)
無料で使えるかいいえ(最小プランで月2,000円。30日間の無料トライアルあり/トライアル終了後の課金条件は要確認)はい(コミュニケーションプラン 0円)いいえ(無料のスタンダードプランには含まれません)
ポイント付与の起点Square POSレジでの会計店舗側の操作(QRコード読み取り等)スマレジでの会計
顧客管理件数要確認要確認10万件
必要な前提Squareのレジ・決済を使っていることLINE公式アカウントの開設スマレジをレジとして使っていること
その他の特徴来店数や購入金額に応じた付与条件、複数の特典設定が可能ポイントの有効期限をLINE上で通知できる。カード発行コストがかからない商品点数10万点、電話サポート付き
出典Square ロイヤルティLINE公式アカウント 料金プランスマレジ 料金プラン

従量制(じゅうりょうせい)とは

使った量に応じて料金が変わる方式のことです。ここでは「ロイヤルティ来店数が多いほど月額が上がる」形を指します。定額制と違い、お客様が増えるほど費用も増える点に注意が必要です。

ロイヤルティ来店数とは

Square ロイヤルティの月額プランを決める基準となる数値です(公式名称)。お客様がロイヤルティプログラムに新規登録した来店、または既存会員が来店してポイント獲得・特典利用をした来店のいずれかをカウントします。レジでの全会計件数や、来店したユニーク顧客数とは異なります。

LINE公式アカウントの料金改定について

2026年10月1日より、追加メッセージ料金が改定されました(20万通/月を境にした2段階制へ変更、20万通超は1通2.5円、上限も月359万通に変更)。契約前に最新の料金条件を公式サイトでご確認ください。


表だけでは分からない、実際の差

差1: 本記事で比較する3サービス以外にも選択肢はあります

まずお伝えしておきたいのは、本記事で取り上げるSquare ロイヤルティ・LINE公式アカウント・スマレジ プレミアムプラスの3つが、ポイント施策サービスのすべてではないという点です。

小規模事業者が使えるポイント施策サービスには、大きく分けて次のような選択肢があります。

形例特徴・前提
レジに付属するSquare ロイヤルティ、スマレジ プレミアムプラスそのレジを使っていること
メッセージ配信に付属するLINE公式アカウント ショップカードLINE公式アカウントを運用すること
独立系のポイント/スタンプカードアプリアプリメンバーズ、GMOおみせアプリ、STORESロイヤリティ、EDWARD 等レジや配信手段を問わず単体で導入できる。確認できた範囲では本記事の3社より高めの料金設定が多い(詳細な料金体系は各社に個別確認が必要)
共通ポイント型楽天ポイントカード、dポイント 等店舗独自のプログラムを持たず、すでに多くのお客様が持っている全国共通ポイントに加盟する方式。料金は個別見積り・要問い合わせが基本で、公開情報だけでは他サービスと比較しづらい

このように選択肢は他にもありますが、本記事ではSquare ロイヤルティ・LINE公式アカウント・スマレジ プレミアムプラスの3サービスに絞って比較しています。独立系アプリと共通ポイント型を除いた理由は、独立系アプリは料金水準が本記事の3社よりかなり高いものが多いこと、共通ポイント型は料金が個別見積り・非公開が基本で公開情報だけでは比較しづらいこと、の2点です。独立系アプリや共通ポイント型が気になる場合は、各社に個別に見積もりを取って比較することをおすすめします。

そのうえで、すでにSquareやスマレジを使っているならレジ付属型の中から、LINEを積極的に運用しているなら配信付属型が、比較的検討しやすい選択肢になります。他のPOSを使っていて、LINEも積極運用しない場合は、次の「タイプ別の選び方」もあわせてご覧ください。

差2: 課金の仕組みが3つとも違います

これが費用を見積もるうえで最も重要な違いです。

Square ロイヤルティ — 来店回数が増えるほど高くなる

前月のSquare ロイヤルティ来店数が500回までなら月2,000円、1,500回までなら月8,000円、10,000回までなら月12,000円です(税込/税抜不明)。

500回を1回でも超えると、次の段階(月8,000円)になります。月のロイヤルティ来店数が500回前後で推移しているお店は、月によって費用が4倍変わる可能性があります。 ロイヤルティ来店数は全会計件数やユニーク顧客数とは異なるため、ご自身の来店数を先に把握してから検討してください。

LINE公式アカウント — 配信するメッセージ数で決まる

LINE公式アカウントは、ポイント機能(ショップカード)自体ではなく、メッセージを何通送るかで料金が決まります。ポイントを付けるだけならコミュニケーションプラン(0円・月200通)で足りる可能性があります。

一方、「ポイントがたまりました」「特典の期限が近づいています」といった配信を積極的に行うなら、ライト(月5,000円・税別)以上が必要になります。

スマレジ — 月額固定

スマレジのプレミアムプラス(月8,800円・税込)に顧客管理とポイント管理が含まれます。来店回数が増えても費用は変わりません。 繁盛しているお店ほど、相対的に割安になる構造です。

差3: 本記事の3社の中では、「無料で始められる」のはLINE公式アカウントだけです

本記事で比較した3社の中では、費用0円で始められるのはLINE公式アカウントのコミュニケーションプランのみです(前述の共通ポイント型など、本記事で扱っていない選択肢では、キャンペーンにより実質0円で始められる場合もあります)。

ショップカード機能は基本機能として利用でき、カードの印刷費用もかかりません。まずデジタルのポイントカードを試してみたい、という段階には最も入りやすい選択肢です。

ただし、月200通という配信上限があります。お客様が増えて配信も増やしたくなった段階で、有料プランへの移行を検討することになります。

差4: ポイントを付与する「きっかけ」が違います

レジ連動型は手間が少ない反面、そのレジを使っていることが前提です。LINE公式アカウントはレジを選ばない反面、会計のたびに1手間かかります。

忙しい時間帯にその1手間が続けられるかどうかは、実際の運用で確かめてください。

差5: お客様側の手間

LINE公式アカウントは、お客様がすでにLINEを使っていれば、新しいアプリを入れる必要がありません。この点は、幅広い年齢層のお客様がいるお店にとって現実的な利点です。ただし、LINEユーザーIDなどお客様の個人データを扱う点はSquare・スマレジと同様であり、その扱いには同水準の注意が必要です。

Squareやスマレジのロイヤルティは、レジ側で電話番号などをもとに識別する形が中心です。お客様の手間は少ないものの、個人情報を預かることになるため、その扱いには注意が必要です。


タイプ別の選び方

まず費用をかけずにデジタル化したいお店

LINE公式アカウントのコミュニケーションプラン(0円)から始めるのが現実的です。 ショップカード機能で紙のカードを置き換えられ、印刷費もかかりません。

月200通の配信上限がありますが、「ポイントを付けるだけ」なら十分に足ります。

すでにSquareでレジ・決済をしているお店

Square ロイヤルティが最も自然です。会計と同時にポイントが記録されるため、付け忘れがありません。

ただし、月のロイヤルティ来店数を先に数えてください。 500回を超えると月8,000円(税込/税抜不明)になります。ロイヤルティ来店数から逆算して、月2,000円の段階に収まるか確認しましょう。なお、30日間の無料トライアルが用意されているため、契約前に実際の画面や運用感を確かめることができます(トライアル終了後の課金条件は公式サイトでご確認ください)。

すでにスマレジを使っているお店

スマレジのプレミアムプラス(月8,800円・税込)へのアップグレードで、顧客管理10万件とポイント管理が使えます。来店回数が多いお店ほど、固定額であることの利点が出ます。

現在無料のスタンダードプランをお使いの場合は、月8,800円の増加になるため、ポイント施策から見込める再来店の効果と見比べてください。

来店回数が月500回を大きく超えるお店

従量制のSquare ロイヤルティより、固定額のスマレジのほうが費用が読みやすくなります。 ただしレジをスマレジに変える必要があるため、乗り換えの手間も含めて判断してください。

配信でお客様に働きかけたいお店

「今週のおすすめ」「ポイント有効期限のお知らせ」といった配信を積極的に行いたいなら、LINE公式アカウントのライト(月5,000円・税別)以上が候補です。ポイント機能と配信を同じ仕組みで扱える点が利点になります。

Square・スマレジ以外のレジで、LINEも積極運用しないお店

本記事の3サービスはいずれもSquare・スマレジのレジ、またはLINE公式アカウントの運用が前提です。そのどれにも当てはまらない場合は、前述の独立系のポイント/スタンプカードアプリや共通ポイント型(楽天ポイントカード、dポイント等)が選択肢になります。料金は個別確認が必要なため、候補を絞ったうえで各社に見積もりを取ることをおすすめします。


検討する前に把握しておきたい5項目

  1. 月の延べ来店回数 — 従量制のサービスでは、これが費用を決めます
  2. 今使っているレジ — レジ連動型を選べるかどうかが決まります
  3. 配信を行うかどうか — 行うならLINE公式アカウントの上位プランを検討
  4. ポイント付与にかかる1件あたりの手間 — 忙しい時間帯に続けられるか
  5. お客様の年齢層とスマホの利用状況 — LINEを使っているかどうかは大きな判断材料です

なお、本記事の比較・調査対象には含めていませんが、紙のポイントカードをデジタル化する流れで、他の業務のデジタル化もあわせて検討する事業者の方もいます。プログラミング不要でAIエージェントを活用できるロリポップ!AIエージェントクラウドPR(広告)のようなサービスにも、業務効率化の選択肢として注目が集まっています。

また、業種によっては業界特化のサービスが向いている場合もあります。美容室・サロンを経営されている方には、予約管理と顧客管理を美容業界向けに一体化したリザービアPR(広告)のような業界特化サービスも選択肢になります。


まとめ

こんなお店に検討しやすいサービス
費用0円でデジタルのポイントカードを始めたいLINE公式アカウント(コミュニケーションプラン)
すでにSquareを使っていて、ロイヤルティ来店数が月500回以内Square ロイヤルティ(月2,000円・税込/税抜不明)
来店回数が多く、費用を固定したいスマレジ プレミアムプラス(月8,800円・税込)
配信でも働きかけたいLINE公式アカウント(ライト以上、月5,000円・税別〜)

ポイント施策のサービス選びは、「どのポイントサービスが良いか」ではなく「今使っているレジ・連絡手段は何か」から考えると迷いません。

そして費用を見積もるときは、月額そのものよりも課金の仕組み(従量制か固定制か)を確認してください。来店回数が増えたときに費用がどう動くかは、ここで決まります。

なお、顧客管理と合わせて、会計・請求書まわりの管理でお悩みの場合は、「個人事業主向け会計SaaS比較 2026」もあわせてご覧ください。


出典

※ 価格・機能は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。本記事の価格はいずれも2026年8月26日に公式サイトで確認し、2026年10月1日に各社公式情報を再確認したものです。ただし、Square ロイヤルティの税込/税抜の別と10,000回超の料金は再確認時点でも公式サイト上で確認できなかったため、「税込/税抜不明」「要問い合わせ」と記載しています。表中「要確認」とした項目は、公式サイト上で確認できなかったため記載を控えています。


広告表示について

本記事は、各社の公式情報をもとに独立した立場で作成しています。本記事には一部アフィリエイト(成果報酬型)リンクを含みます。該当箇所には「PR」等の表示を付けています。提携の有無や報酬額を理由に評価や順位を変えることはありません。

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