ロリポップ!AIエージェントクラウド

会計・経理

小規模事業者向け勤怠管理SaaS比較2026|ジョブカン・KING OF TIME・freeeの単価を比較

アルバイトのシフトはノートに手書き、タイムカードは紙、月末に電卓で集計して給与計算に回す。人数が3人のうちは何とかなっていたけれど、5人を超えたあたりから集計だけで半日かかるようになった——。小規模な事業者にとって、勤怠管理は「人が増えた瞬間に一気に重くなる」業務です。

更新日
2026年10月1日
カテゴリ
会計・経理

この記事を書いた人

KOB_BLOG運営者

SaaS・業務ツール選びで「公式サイトを何枚開いても決め手がない」ともどかしさを感じてきた一人として、KOB_BLOGを個人で運営しています。良い点だけでなく合わない点も書くこと、公式情報を自分の目で確認することを大切にしています。

運営体制についてはトップページの編集方針もご参照ください。顔写真ではなくアイコンで紹介しています。

本記事は独立した立場で作成しています。紹介する情報の中にはアフィリエイトリンク(成果報酬型の広告リンク)を含む場合がありますが、提携の有無や報酬額を理由に評価や順位を変えることはありません(詳細は記事末尾にも記載しています)。

この記事では、少人数からでも導入しやすい勤怠管理SaaSを3つ取り上げ、1人あたりの単価・最低利用人数・無料お試し期間という観点で比較します。価格は2026年8月7日時点で各社公式サイトを確認し、2026年10月1日に各社公式情報を再確認したものです(公式サイトで確認できなかった項目は、本文・表中にその旨を明記しています)。

勤怠管理SaaSとは

出勤・退勤の打刻、シフトの作成、休暇の申請などをインターネット経由で管理するサービスです。紙のタイムカードと違い、集計が自動で行われ、給与計算に必要な労働時間をそのまま取り出せる点が特徴です。


紙のタイムカードとExcelで起きること

1. 月末の集計に時間がかかる
タイムカードを1枚ずつ見て、労働時間を計算して、Excelに入力する。人数×日数の分だけ作業が発生します。

2. 計算間違いが起きる
深夜割増、休日割増、残業時間の扱い。手計算では、どうしても間違いが混ざります。しかも間違いは給与に直結します。

3. 打刻漏れに気づくのが遅い
打刻を忘れたことに月末まで気づかず、本人の記憶に頼って修正することになります。

4. シフトの共有が電話とメッセージになる
シフトを組んでも、変更のたびに連絡が必要です。誰が最新版を持っているか分からなくなります。

5. 法改正への対応を自分で調べる必要がある
労働時間の上限規制や有給休暇の取得義務など、ルールは変わります。紙とExcelの運用では、変更のたびに自分で対応することになります。


比較表:小規模事業者向け勤怠管理SaaS 3サービス

2026年8月7日時点で確認し、2026年10月1日に各社公式情報を再確認した内容です(「※公式未確認」「要確認」と記した項目を除く)。

小規模事業者向け勤怠管理SaaS 3サービスの比較表
ジョブカン勤怠管理KING OF TIMEfreee人事労務
提供元株式会社DONUTS株式会社ヒューマンテクノロジーズフリー株式会社
対象規模中小規模〜大規模(1人からの利用も可能。※公式未確認)規模を問わず(最低人数の制限なし)中小企業(従業員5名以上が対象。4名以下は利用不可)
料金1人あたり月額200円〜(勤怠管理機能またはシフト管理機能を単独で利用する場合)(※公式未確認)1人あたり月額300円(シリーズ全製品を追加費用なしで利用可)月2,000円〜5,500円(従業員5名利用時、プランにより異なる。内訳は本文「差1」参照)
最低利用人数1人から(※公式未確認)制限なし5名から(4名以下は利用不可)
初期費用0円(※公式未確認)0円なし
打刻端末の利用料基本のWeb・スマホ打刻は追加費用なしとされていますが、ICカードなど一部の打刻方法は有料オプションになる場合があります(対象方式・金額は※公式未確認)レコーダー(打刻機)を新規購入する場合は別途ハードウェア費用がかかる可能性あり(2026年10月1日時点の公式サイトでは記載を確認できず。有無・金額とも要確認)要確認
無料お試し期間30日間30日間(設定した環境をそのまま本契約で使える)†あり(期間は要確認)
料金の考え方必要な機能だけ組み合わせる方式(出勤管理/シフト管理/休暇・申請管理/工数管理から選択)定額で全機能(シリーズ製品も含む)人事労務全体をまとめる方式(勤怠は機能の一部)
勤怠以外の範囲ジョブカンシリーズで給与計算・労務HR・経費精算などを別途提供KING OF TIMEシリーズで給与・人事労務・データ分析などを提供給与計算・入社手続き・年末調整などを含む
出典ジョブカン勤怠管理 料金プランKING OF TIME/無料体験についてfreee人事労務 料金プラン

※ ジョブカンの対象規模(1人からの利用可否)・料金・最低利用人数・初期費用・打刻端末の利用料は、公式サイト(jobcan.ne.jp/price)がJavaScript描画のため一次情報を直接確認できませんでした。複数の独立した第三者サイト(ITreview、BOXIL、ITトレンドなど)の記載が一致しているため参考情報として掲載していますが、断定はできません。契約前に必ず公式へご確認ください。
† KING OF TIMEの無料期間中の設定引き継ぎについては、公式サイト内の申込ページ(kingoftime.jp/mailaddress_30days/)に記載があります。

工数管理(こうすうかんり)とは

「どの仕事に何時間かけたか」を記録することです。案件ごとの採算を把握したい事業や、時間で請求する事業で使われます。単純な出退勤の記録とは別の機能として扱われることが多くあります。

年末調整とは

1年間に給与から天引きした所得税の過不足を、年末に精算する手続きのことです。従業員を雇っている事業者が行う必要があります。

給与計算や年末調整までまとめて会計まわりを整理したい場合は、「個人事業主向け会計SaaS比較 2026」も参考になります。


表だけでは分からない、実際の差

差1: 料金の「考え方」が3社で異なります

金額だけを並べると単純に見えますが、そもそも何に対して払うかが違います。

ジョブカン — 機能を選んで組み合わせる

ジョブカン勤怠管理は、出勤管理/シフト管理/休暇・申請管理/工数管理の中から必要なものを選び、その組み合わせで料金が決まります。1人200円〜という金額は、勤怠管理機能またはシフト管理機能を単独で使う場合のものです。

複数の機能を使うと単価は上がります。「200円で全部使える」わけではない点に注意してください。逆に、打刻だけできればよいお店なら、この方式は無駄がありません。

KING OF TIME — 定額で全機能

KING OF TIMEは、1人あたり月額300円で、シリーズの全製品を追加費用なく使えると公式に記載されています。最低利用人数や利用期間の制限もありません。

ひとりから使えるという点は、小規模事業者にとって大きな意味を持ちます。

freee人事労務 — 人事労務全体をまとめる

freee人事労務は、勤怠管理は含まれる機能の一部で、給与計算や入社手続き、年末調整までを1つにまとめる設計です。従業員5名利用時でミニマム 月2,000円/スターター 月3,000円/スタンダード 月4,000円/アドバンス 月5,500円と、人数ではなくプランで区切られる形になっています。

全プランとも最低利用人数は5名で、4名以下では利用できません。

差2: 「ひとり」や「2名」で使えるか

これは小規模事業者にとって重要な違いです。

サービス少人数での利用
KING OF TIME最低人数の制限なし
ジョブカン勤怠管理1人から利用可能、最低利用料金は月2,000円程度(※公式未確認)
freee人事労務5名から(4名以下は利用不可)
HRMOS勤怠(旧IEYASU)30名以下は基本機能が無料(有料3社とは機能範囲が異なるため単純比較はできません。詳細は後述)

「1人200円だから、2人なら400円」とは限りません。 多くの勤怠管理サービスには最低利用料金が設定されています。少人数で導入を検討する場合は、必ず問い合わせて実際の請求額を確認してください。

なお、有料3社とは別に、費用をかけずに使える選択肢もあります。詳しくは後述の「差6:HRMOS勤怠(旧IEYASU)という無料の選択肢もあります」をご覧ください。

差3: 勤怠だけで足りるか、給与計算まで必要か

勤怠管理を導入する目的が「集計をラクにすること」なら、勤怠専用のサービス(ジョブカン勤怠管理、KING OF TIME)で十分です。

一方、集計した労働時間からそのまま給与計算まで行いたいなら、給与計算までを含むサービス(freee人事労務、または各シリーズの給与製品との組み合わせ)を検討することになります。会計ソフトとの組み合わせを含めて検討する場合は、「個人事業主向け会計SaaS比較 2026」もあわせてご参照ください。

勤怠と給与を別々のサービスにすると、労働時間を手で入力し直すことになりがちです。 ここは最初に決めておいたほうがよい分岐点です。

差4: 無料お試しの中身

ジョブカン勤怠管理とKING OF TIMEは、いずれも30日間の無料お試しを用意しています。

KING OF TIMEは、無料期間中に作った設定や環境を、そのまま本契約後も使えると公式に記載されています(出典)。試用と本番が地続きであれば、設定をやり直す手間が省けます。

勤怠管理は初期設定(勤務形態、休憩ルール、締め日など)に手間がかかる領域です。この点は実務上の差になります。

差5: 打刻方法と端末費用

ジョブカン勤怠管理は、Web打刻・スマホ打刻(GPS打刻対応)・LINE打刻・Slack打刻など打刻方法の選択肢が豊富なことが特徴です。基本のWeb・スマホ打刻には追加費用がかからないとされていますが、ICカードなど一部の打刻方法は有料オプションや専用機器が必要になる場合があります。ただし対象となる具体的な打刻方式・金額はジョブカンの公式サイトでは確認できておらず未確認です(※公式サイトがJavaScript描画のため一次情報の直接確認はできていませんが、追加費用が発生しうる点自体は複数の第三者サイトの記載が一致しています)。

KING OF TIMEも、打刻機(レコーダー)を新規に購入する場合は、月額料金とは別にハードウェア費用がかかる可能性があります。ただし2026年10月1日時点の公式サイトではこの点の記載を確認できなかったため、レコーダーを使う場合は費用の有無・金額を事前に公式へご確認ください。

専用のICカードリーダーや指静脈認証などを使う場合、機器そのものの費用は別途必要になることが一般的です。 スマホやタブレットでの打刻で足りるかどうかを先に決めておくと、見積もりがぶれません。

差6: HRMOS勤怠(旧IEYASU)という無料の選択肢もあります

ここまでの3社はいずれも有料サービスです。一方、HRMOS勤怠(旧IEYASU)は、従業員30名以下であれば打刻・日次の勤怠管理やレポート・CSV出力などの基本機能を無期限・無料で使えると公式サイトに記載されています(31名以上は1人あたり月100円〜、最低利用料金は月額3,000円。公式サイト記載、2026年8月29日確認)。

無料プランには以下の制約がある点にご注意ください(いずれも公式サイト記載、2026年8月29日確認)。有給休暇管理は無料プランの対象外で、有料オプション(1ユーザーあたり月100円)です。 このほか、データの保存期間は1年、CSV出力は1時間に1回まで、画面にバナー広告が表示される、サポートはメールのみ、という制限があります。また、シフト管理も有料オプション(1ユーザーあたり月50円、税抜)です。一方、給与明細・年末調整はフリープランでも利用できると公式サイトに記載されています(シフト管理と給与明細・年末調整は2026年10月1日確認)。

1〜10名程度の事業者であれば、まずHRMOS勤怠を無料で使ってみて、有給休暇管理やシフト管理など足りない機能が出てきた段階で有料オプションの追加や他社への乗り換えを検討する、という進め方もできます。無料プランで対応できる機能の範囲・保存期間等の制約は有料3社と異なるため、必要な機能・条件が揃っているかは事前に公式サイトでご確認ください。


タイプ別の選び方

ひとり、または2名で使いたい方

KING OF TIMEが検討しやすい選択肢です。 最低利用人数や利用期間の制限がないと公式に記載されており、1人あたり月額300円で始められます。

freee人事労務は5名から(4名以下は利用不可)のため選べません。ジョブカン勤怠管理は第三者サイトの情報によれば1人から利用でき、最低利用料金は月2,000円程度とされています(公式未確認のため契約前に要問い合わせ)。費用をかけずにまず試したい場合は、後述するHRMOS勤怠の無料プランも選択肢になります。

まず費用をかけずに試したい方

HRMOS勤怠(旧IEYASU)が候補になります。 従業員30名以下であれば、打刻・CSV出力などの基本機能を無期限・無料で使えると公式サイトに記載されています(公式サイト記載、2026年8月29日確認)。ただし有給休暇管理は無料プラン対象外の有料オプションで、データ保存期間・CSV出力回数・サポート方法にも制約があります(詳細は前述の「差6」参照)。シフト管理(有料オプション)などの機能が必要になった時点で、有料オプションの追加や他社への乗り換えを検討する進め方もできます。

打刻と集計だけできればよいお店

ジョブカン勤怠管理の単機能利用(1人月200円〜)が候補です。必要な機能だけを選べるため、使わない機能に払わずに済みます。

シフトの作成が不要で、出退勤の記録だけ取りたい飲食店や小売店に向いています。

シフト管理も必要なお店

アルバイトのシフトを組む必要があるなら、シフト管理機能を含めた構成で見積もりを取ってください。ジョブカンはシフト管理を単独機能として選べます。

給与計算までまとめたい方

freee人事労務、またはジョブカン・KING OF TIMEの給与製品との組み合わせが候補です。すでにfreee会計を使っているならfreee人事労務、というように、既存のサービスとそろえると受け渡しがスムーズになりやすくなります。

従業員が増える見込みがある方

1人あたりの単価に人数を掛けた金額で試算してください。たとえば10名なら、KING OF TIMEで月3,000円、ジョブカン単機能で月2,000円〜(単機能利用の場合。複数機能を利用する場合は単価が上がります。ジョブカンの単価は公式未確認のため概算です)という試算になります。人数が増えるほど、単価の差が効いてきます。


検討する前に確認しておきたい8項目

  1. 最低利用人数と最低利用料金 — 「1人◯円」だけでは実際の請求額は分かりません
  2. 必要な機能の範囲(打刻のみ/シフト/休暇申請/工数)
  3. 給与計算まで必要かどうか — 別サービスにすると入力し直しが発生します
  4. 打刻の方法(スマホ/タブレット/ICカード/GPS/LINEなど)と、対応していない打刻方法がないか、機器の費用
  5. 無料お試し期間中の設定を、そのまま本契約に引き継げるか
  6. 給与計算ソフトとの連携可否 — すでに使っている給与ソフトと連携できるか
  7. サポート体制 — 電話・チャットでの問い合わせ、導入時のサポートの有無
  8. 最低契約期間・解約条件 — 途中解約時の違約金や日割り精算の有無

なお、本記事の比較・調査対象には含めていませんが、勤怠管理で集計した労働時間は、最終的に給与計算や確定申告へとつながっていきます。個人事業主・小規模事業者向けの会計ソフトやよいの青色申告 オンラインPR(広告)のようなサービスも、そのつながりを考えるうえでの選択肢の一つです。


まとめ

こんな事業者に検討しやすいサービス
ひとり〜少人数で使いたいKING OF TIME(1人月300円、最低人数の制限なし)
打刻と集計だけでよいジョブカン勤怠管理(単機能 1人月200円〜)
給与計算・年末調整までまとめたいfreee人事労務(5名から)
すでにfreee会計を使っているfreee人事労務
まず費用をかけずに試したいHRMOS勤怠(旧IEYASU)(30名以下は基本機能が無期限無料。機能範囲の詳細は要確認)

勤怠管理SaaSを選ぶときは、1人あたりの単価より先に「最低利用人数」と「必要な機能の範囲」を確認してください。この2つで実際の請求額が決まります。

3サービスとも無料お試しがあるため、まず自分の店舗の勤務形態を設定してみて、締め日の集計がきちんと出るかを確かめるのが確実です。費用をかけずにまず使い勝手を確かめたい場合は、HRMOS勤怠の無料プランも候補になります。


出典

※ 価格・機能は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。本記事の価格は2026年8月7日時点で公式サイトを確認したものを基本とし、2026年8月29日には以下の項目を確認・修正しました:freee人事労務の上位プラン金額・最低利用人数(5名から、4名以下は利用不可)、KING OF TIMEの無料体験の出典URL、ジョブカンの打刻端末に関する記載表現、およびHRMOS勤怠(旧IEYASU、ieyasu.co/fee)の新規追加。2026年10月1日には各社公式情報を再確認し、HRMOS勤怠のシフト管理(有料オプション)と給与明細・年末調整(フリープランで利用可)の記載を更新したほか、KING OF TIMEのレコーダー購入費用については公式サイトで記載を確認できなかったため表現を改めました。表中「要確認」とした項目(freee人事労務の無料お試し期間の日数、KING OF TIME・freee人事労務の打刻端末利用料の詳細など)は、公式サイト上で確認できなかったため記載を控えています。また、ジョブカンの料金・最低利用人数・初期費用・打刻端末の利用料に関する記載は、公式サイトがJavaScript描画のため一次情報を直接確認できず、複数の第三者サイトの情報を参考情報として掲載したものです(断定ではありません)。少人数での導入を検討される場合は、必ず各社へ実際の請求額をお問い合わせください。


広告表示について

本記事は、各社の公式情報をもとに独立した立場で作成しています。本記事には一部アフィリエイト(成果報酬型)リンクを含みます。該当箇所には「PR」等の表示を付けています。提携の有無や報酬額を理由に評価や順位を変えることはありません。

やよいの青色申告 オンライン